Poesy of the Week_♡ 乳母車

IMG_5781.jpg ♡ 母よ

  淡くかなしきもののふるなり
  紫陽花いろのもののふるなり
  はてしなき並樹のかげを  
  そうそうと風のふくなり
                        <乳母車 三好達治 >
(続き)
  時はたそがれ
  母よ 私の乳母車を押せ
  泣きぬれる夕陽にむかって
  轔々と私の乳母車を押せ

  赤い総のある天鵞絨の帽子を
  つめたき額にかむらせよ
  旅いそぐ鳥の列にも
  季節は空を渡るなり

  淡きかなしきもののふる
  紫陽花いろのもののふる道
  母よ 私は知ってゐる
  この道は遠く遠くはてしない道

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今年は梅雨の情緒もなく、熱帯をおもわせるような豪雨で、地方によっては、たいへんな災害でした。
だんだんこのような気象状況がふえてきているような気もして気がかりですが、いかがでしょうか。

この詩は、紫陽花をうたった詩の中でも、ちょっと悲しくなるような詩で、三好達治の名前を有名にした「測量船」という詩集のなかでも好きな詩です。

乳母車というのもなんだか懐かしい言葉ですね。
おおきな大人が年をとったおかあさんに「乳母車を押せ」とは何事かと叱る人はいないと思いますが...
母と言う存在がかなしかったころの雨の季節の素晴らしい詩であるように思います。


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次回は7/14(金)です❤︎

50 week's Photo Lesson_♡ The 13th Week

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第13週のチャレンジは「光を理解する」です。
日本語の「写真」は、まことを写すと書きますので、リアリズムが一番大事と思っている方もいると思います。ただ英語などでは、「フォトグラフィー」は光で描くという意味。
ですから、もちろん光が大事なんですよね。

最近、やっと撮影会に行って、少し光の向きを気にするようになったのですが、晴天の時には、晴天の写真、曇天のときには曇天の写真という「光との一期一会」も、大事にして楽しく写真を撮っていきたいですね。

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Love photography! ♡

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...and Enjoy Life! (^-^)/




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次回は7/12(水)です❤︎

My best click of the week_今週の一枚(各ジャンル)

♡第11週 6/25(日)から7/1(土)までに撮った写真から気にいったものをアップしています。

1)花部門
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6/28(水)自宅近くの公園で撮った十薬(どくだみ)です。
前ボケがなんだか気に入っています。

2)風景部門
IMG_5500.jpg 6/26(月)SOATのメンバーと出かけた磯川緑地で撮ったデッキでの写真
風景相変わらず、絶不調です。風景を撮る機会自体がないので、なんとかせねば...

3)食べ物部門
ありません。
4)スナップ部門
IMG_5505.jpg SOATのメンバーにモデルになってもらって撮りました。ありがとう❤︎

5)マクロ部門
IMG_5782.jpg 磯川緑地でのカタツムリの写真

IMG_5873 (1) 自宅でこんな写真も撮りました。

今週もやや地味な展開になりました。
色を見ていると、青とか白が多かったですね。
もう土曜日です。来週は取り立てて予定が入っていないので、どこか遠出でもしようかしら。

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次回は7/10(月)です❤︎

My photo Diary 2nd. July 2017 ♡ 撮影日記

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7月2日(日)は月例の花之江の里の撮影会でした。
この時期、ふつうのお客さんはあまりこの自然植物園を訪レませんが、写真を撮るにはいい時期かもしれません。虫が多いのと、この日はちょうど朝少し雨がちらついていたので、雫などもところどころにありましたので。
これはシオンかしら。

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百合でしょうね。 
黄色が鮮やかで、ちょっと中にいる虫が、きれいに見えます。

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半夏生に止まっていた黄イトトンボ♂ね。尻尾の先が黒いのは♂だそうです。
やっぱりきれい。

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ガクアジサイに寄ってきて、ホバーリング仕放題 だった、花アブです。
愛嬌があって、つい撮ってしまう。

花だけでもいいけれど、昆虫が加わると、楽しくなってしまう私です。

この日はたくさんの収穫があって楽しい1日でした。




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次回は明日7/8(土)です。❤︎

Poesy of the Week_♡ 薔薇と墓碑銘

♡ 薔薇よ、おお純粋なる矛盾、

それだけ多くのまぶたの下に、誰の眠りも宿さぬことの
喜びよ

Rose, oh reiner Widerspruch, Lust,
Niemandes Schlaf zu sein unter
Soviel Lidern

IMG_5035.jpg <ライナー・マリア・リルケ 墓碑銘 Reiner Maria Rilke   Das Epitaph >

ライナー・マリア・リルケ (Reiner Maria Rilke)も私の詩の遍歴にはかかすことのできない詩人です。高校生の時に読んだ『マルテの手記』の最初の一行「人々は生きるためにこの都会にあつまってにあつまってくるらしい。しかし僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか思えないのだ。」からうけた衝撃はいまでもわすれることができません。この都会とは、リルケもすごしたことのあるパリなのですが、地方の1女子高生であったわたしにとっては、東京であり、数年後に列車で時間をかけて通学することになる都会でした。

けれども、この作品は、リルケの唯一の長編小説であって、彼の詩作の素晴らしさを予想させるものでしかありません。
たくさんの素晴らしい詩については、興味を持たれた方がいたら読んでいただきたいのですが、どれほどのものであるかは、友人のために庭の薔薇を摘んでいるときに棘に刺され、それが原因で、(敗血病で)亡くなったという彼の死にまつわるエピソードからも知ることができます。これが真実かどうかは、わかりませんが、それほど、繊細な生き方であったと人に信じさせるほどの詩人であったということでしょう。

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さて、自らの墓碑銘に刻むよう言い遺したのが、冒頭の三行詩です。

そういえば、薔薇の花びらの重なりは、人のまぶたのよう。
花びらを解いて行っても、何もありませんね。
それが喜びであるとは、どんな意味なのでしょうか。

死にたいする諦念のようなものであるのか...
謎であり、魔術的な美しさを持った言葉であるように思えます。







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